Vol.3 富士フイルムBI山形株式会社 横山さん

Vol.3 富士フイルムBI山形株式会社 横山さん

テーマ1 それぞれの仕事について

美濃谷「続いて、富士フイルムBI山形株式会社の横山さんからお話を伺ってまいります。横山さんはいかがでしょうか」

横山さん「現在は、採用を含む総務全般の業務、ISO事務局、研修教育を担当しています。特に、採用活動では、学生の動きや社会環境の変化により毎年方法を変えて対応していかなければならず、かなりクリエイティブな仕事に変化してきていると感じています。そのため、毎年新しいやり方に挑戦しなければならず、やりがいを持って臨んでいます。その中でも、若手社員が誰かに褒められた時に大きなやりがいを感じますし、逆に、若手社員が離職される時は悲しい気持ちになりますね。」

美濃谷「ありがとうございます。研修担当として多くの若手社員と接する中で、横山さんの感じる今どきの若手社員の特徴を教えてください。」

横山さん「まず行動力があり、チームで何かをすることが大変上手ですね。ただ残念なのは、知っている人同士や同じ年齢層の中ではいかんなく発揮されますが、先輩とか年の離れた人が入ってしまうと、自分の良さが発揮できなくなるケースが多いですね。」

美濃谷「多くの若手社員の研修をご担当されてきたからこそ分かる若手社員の特徴ですね。大変勉強になります。」

テーマ2 学生につたえたいこと

美濃谷「続いて、2つ目のテーマについてお聞きしますが、学生たちに伝えたいことということで、お言葉を頂戴できればと思います。」

横山さん他の大学や、他の学生さんと自分を比べないことです。
採用試験の合否は優劣だけでなく、その年の企業の募集事情に合うかのマッチングの部分も大きいように思いますので、他人と比べたり、1社の合否で自信をなくさないことをお伝えしたいです。

小さい頃からこれまでガクチカに書けるような表彰や活躍がないと悩む学生さんも、他の人と比べないことです。意外と企業側は活躍してきたことよりも挫折してきた話を詳しく聞きたいという会社もあります。ネット上で見本にあるような文章や体験談は、企業側はけっこう慣れっこになっています。小さなことでも、自分が本当に知って欲しいことを、どうか自分の中であたためて、育てて、企業へ届けてください。」

美濃谷「横山さん、ありがとうございました!」

山形県内で働く魅力とは?

若いころは、とにかく仕事が終わってから蔵王の温泉に行ったり、スキーをしたり周りの自然のおかげでオンオフつけやすくて楽しめました。

今は、両親、義理の両親、子どもや地域の子ども達と、大切な人のそばで生活できることが魅力かもしれません。自分のホームに誰かを受け入れる喜びなどがあります。

学校生活でやっておいた方が良いこと

できる限り、いろいろな年齢層の大人と接点を持つ経験です。 アルバイトでもサークルでも、先生でも恩師でも親戚でもいいです。広く浅く、が苦手な人は身近にいる1、2人で良いのです。社会に出ると様々な大人と関わり一緒に活動していきますが、ほとんどの仕事は誰かとの会話で成り立っていきます。誰とでも雑談ができる学生さんは、それが強みになります。身近に良いな、素敵だなと思う社会人の方がいたら自分からつながりをもってみてください。その経験もまた社会人への第一歩になります!